フライフィッシング
Fly Fishing

BGM: E.サティ「スポーツと気晴らし〜魚釣り」

 同年代の方々と同様に「釣りキチ三平」が火をつけたブームの頃に少々の釣りをしていました。沼,川,海の一通りのえさ釣りをしたものです。近年になり西洋式毛鉤釣法であるフライフィッシングが日本でも普及し始め,私も面白そうだと思い手を染めてしまいました。はっきり言ってこれは面白い。釣れます。ただし,誰でもできる釣法なのかという点ではキャスティングの壁を越えられるかどうかにかかっていると思います。
イワナ('02年5月、宮城県にて)

 今日はC&E(キャッチ・アンド・イート)の日!
〜久しぶりにマルヒ沢へ行く。今日は家族分のお土産を持ち帰るつもり。良型が7,8尾確保できたら帰ることにする。例によって入渓して第一のポイントで反応がある。でもチビのようだったので5メートルほど先の次のポイントへ行く。今度は24cmくらいのイワナ。今日は22cm以上ということにしよう。この沢はなんで良く釣れるんだろう?とにかくいい沢だ。辺りの林はきれいだし、花もあちこちに咲いていて釣れなくても充分気持ちがいいところ。
 1時間半くらい釣り上がっていったら目標達成。 ちぇっ、もう少し釣り歩いていたいのに釣れ過ぎだよ。〜

 マルヒ沢って、どこかって? それは秘密だからマルヒ沢なんですよ!

マルヒ沢


尺イワナ('99年6月、新潟県にて)

 フライフィッシング歴4年目にして初の天然尺イワナを釣りあげることができた。
〜林道からは急峻な崖下に見えるフラットな流れはあまり水量も豊かではなかった。深さはせいぜいひざ上程度しかないようだ。晴れの天気で時間はすでに午後2時。あまり期待はしていなかったが、安全に河原に降りていける小道を見つけたので試してみることにした。この小道は見つかりにくい位置にあり、最近、人が通った跡もない。渓相はそれほど良くないので中型止まりかもしれないが、人跡の無さからするとサカナはいるような気がしてきた。
 河原に降り着くとすぐ、長い流芯にエルクヘアカディス#14を打ってみる。4,5投目でフライに覆いかぶさるようなサカナの背が見えた。元気のいい引きをたぐり寄せてみると25cmぐらいの天然イワナである。こんな道の出口でいきなり良型に会えるとは驚いた。さらに同じ流芯に2,3投程、フライを打って流してみると22cmぐらいのイワナが食らいついてきた。かなりいるらしい。
 上流に上がりながらポイントを打っていき、次々と22〜25cm程度のイワナを掛けてはリリースしていく。もっと大型がいる気がしてきた。5,6尾ヒットしたころだったろうか。これまでになく深めで広い落ち込みに差しかかった。慎重にフライを打つとやはり25cmぐらいのイワナが食いついてきた。これ以上の大物はいないのだろうかとややあきらめつつ、同じポイントにもう1投。ろくに乾かさずに打ったので、フライが沈みかけたとき黒い影が食らいついたのが見えた。ロッドを軽く立てるとこれまでにない手ごたえ。いきなりそいつは流れの前後左右を走り回り、私は浅い川床に跪いて応戦した。どうにかたぐり寄せて小さなネットの中に収めた。
 フライフィッシング歴4年目にして初の天然尺イワナを釣りあげることができた。



イワナ(岩手県南部)
ヤマメ(茨城県北部)
ニジマス(栃木県管理釣り場)



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